けも遠足日記

歩いたり勉強したりを記録していきたいです。

2/19 さわやかウォーキング@富士川

こんにちは、ほべとと申します。

 

先日、とある資格の国家試験が終わりましたね。

後輩の受験生の皆様、お疲れ様でした。

自己採点良かった人も悪かった人も、ひとまずゆっくり休んで遊んでください。

特に臨床行く人なんか、今しかゆっくり遊べないかもしれないからね! 

同じ業界で働けることを、心待ちにしています。

 

さて、国試についてはまた改めてお話するとして、

久しぶりに、富士川駅からのさわやかウォーキングに参加です。

来週は遠征本番なので、気合入ります。

 

時間帯 9時00分〜13時30分

気温 13〜15℃

天気 雨(0〜2mm)、強風


【装備】

速乾インナー(半袖)

フリース上着

レインウェア(上のみ)

トレッキングパンツ

靴下(薄手、厚手の2枚重ね)

ウォーキングシューズ

 

温かいのですが、風がちょっとした台風みたいに強いです。

フードが何度も飛ばされます。

降水量自体は多くないのですが、風で飛ばされてきた大粒の水滴が勢いよく当たってくる感じ。

 

富士川駅の東口からスタート。工場の脇を通ります。

なんかもうね、工場ってワクワクしちゃう。

よくわかんないハシゴとかパイプとか、蒸気とか錆とか。心の中のスチームパンクな部分が揺さぶられます。

 

歩いてすぐに、富士川の河川敷の公園に出ました。

新幹線のすぐそばから、

水道橋、

JR東海道線の下をくぐります。

晴れてれば、この川の向こうに常に富士山を眺めながら歩けたのでしょうが……それはまた来るときの楽しみにします。

鉄橋ってこんなにスカスカなんですね。意識しちゃうと怖くて電車に乗れなくなりそうなので、知らなかったことにします。

その先の、旧国道をくぐる際、堰みたいな場所がありました。後から調べたところ、四ヶ郷頭首工というらしい。農業用水を取水するためのものだそうです。上流と下流で、水の量が全然違います。

これ、コンクリの橋やこの堰がなかった時代、渡るのとても大変だったのでは……木造の橋とかすぐ流されそうだし……

 

更に東名高速道路をくぐると、道の駅「富士川楽座」があります。富士川SAに併設されていて、お土産や農産物の販売所の他に、お食事処、カフェ、お子さん向けの遊び場やプラネタリウムもあります。

フードコートに、「麺屋 厨(くりや)」の看板を見つけました。鶏そば専門店で、らーめん大好きな同僚のおすすめです。ただ、同僚のおすすめが「しっ鶏」らーめんだったか「うっ鶏」らーめんだったか忘れたので、富士川楽座限定らーめんを食べました。細麺で鰹節がかかっていて、さっぱり食べられる感じで美味しい。

うーん、眺めがいい! 晴れてれば最高!

 

東名の富士川SA、好きなんです。特に夜、東京方面に向かうの。ライトアップされた観覧車を通り過ぎると、下り坂になっていて、富士市の夜景が一望できるんです。

観覧車に乗る予定は一生ないけどね。

 

ご飯食べてお土産色々見て、たっぷり一時間過ごしてしまったので、そろそろ出発します。

 

旧小休本陣「常盤家住宅主屋」

ここは、東海道の宿場町の中間地点にあります。

先程の堰の上下の水量を見てもわかるように、富士川は元々急流だったそうです。富士川のほとりまで来て、増水して川が渡れなかった場合、約5km離れた蒲原宿まで戻らなければならなかったとのこと。

そこで、富士川の近くにこのような休憩所を設けていたそうです。

「本陣」というだけあって、参勤交代の大名など、位の高い人ももてなしたとのこと。奥の方に、床と天井が高く作ってある部屋がありました。

その隣の箪笥部屋は天井が低く、梁がとても太く作られています。曰く、ならず者が切り込みに来た場合、その部屋に逃げ込めば、刀を振りかぶることができないとのこと。確かに、刀を勢いよく振り下ろそうとすると太い梁に食い込んで抜けなくなり、不届者の胴体ががら空きになりますね。

 

そして、すぐ近くの八坂神社へ。

祀られているのは須佐之男命。

この地域の船は富士山の材木を使って作っており、そのお礼と安全祈願のために、12年に一度鳥居を富士山の頂上に奉納する「岩淵鳥居講」が行われる神社です。富士山信仰を残す行事として、富士市無形民俗文化財に指定されています。

富士登山を、これ抱えて決行……?

何kgあるんだろう、すごすぎる……

 

そして近くの新豊院へ。

この門の左右の小さい扉は薬医門と呼ばれて、夜間に門を閉めていても医師が出入りできるつくりだそう。

広くて綺麗な、曹洞宗のお寺です。

 

お参りをしたあと、少し歩くと

一里塚。東海道の目印です。

一里は約4kmということなので、トコトコ歩いて1時間ほどかな?

1時間おきにこの塚があれば、迷子にはなりにくいですね。

さらに少し歩くと、

富士川民俗資料館になっている、稲葉家住宅がありました。一山越えたところから移築したらしい。

中には農機具や漁具がたくさん展示されていました。ココロワちゃんの脱穀機もあった。

富士市は今も製紙の町ですが、昔から和紙が作られていたそうです。紙漉き用の舟や、漉き板がありました。今は富士市で手すき和紙を作る人はいないそうですが……

紙漉きって素敵です。職人さんのあの動き、ずっと見ていられる。ずっと残って欲しい文化です。

 

そして、曹洞宗の宗清字へ。

笠をかぶったお地蔵様がいました。お参りをして、すぐ脇には、天井の釣瓶にかかった大きな数珠があります。ゆっくり回すと、数珠玉の当たる木の音がコトコトと気持ちいい。

お寺の周りのお墓を抜けると、富士川梅園がありました。

いやもう、好き。

桜の花の、「私、か弱く散りますが!」って感じの儚い花も大好きなんですが、梅の花ってころんと丸くて可愛らしい。そして香りが良い。

「東風吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」と道真公が懐かしむ気持ちもわかります。

 

そして、梅には毒があります。

青酸配糖体、アミグダリンです。種には特に多いので注意。

種以外の場所、実や葉や樹皮などにもありますが、実が熟したり加工したりすると減っていくので、基本的には青梅まるかじりしなければ大丈夫です。

青酸配糖体の語呂は

 

生産した余りなのに、琵琶湖にはうめえもんあんなぁと網手繰る

 

青酸配糖体 アマ→リナマリン、 ビワ、ウメ、モモ、アンズ→アミグダリン

 

生産(青酸配糖体)した余(アマ)りな(リナマリン)のに、琵琶湖(ビワ)にはうめ(ウメ)えもん(モモ)あん(アンズ)なぁと網手繰る(アミグダリン)

 

アミグダリンは、割とよく食べる果物に多いので、覚えやすい。

 

どうでもいい話なんですが、「すもももももももものうち」って小学校の国語の教科書に乗ってたんですが、すもも(=プラム)は梅の仲間だそうです。ずっと教科書に騙されてた。もうごんぎつねしか信じません。

 

遠くから見ると、梅園の鮮やかさがよくわかりました。

春ですね。

 

そして、富士川駅の西口に戻ってゴール!

富士山がみえなかったのは残念ですが、綺麗な梅も見られたし、旧東海道の文化に触れることができました。

 

来週は遠征本番なので、さわやかウォーキングはお休み。

アップもしたし、楽しみです!!

 

春はここまで来ています!